安い作業服は安全なのか

建築や機械メンテナンスなど、専ら技術系の職業において欠かせないのが作業服です。もともと動きやすさに加えて、燃えにくいものや破れにくいもの、障害物に引っ掛かりにくいものなど様々な機能が付加されたものですが、近年ではより高性能な作業服が開発されつつあります。そうなると必然的に価格も高くなるものですが、労働者や消費者のニーズに合わせて安いものも多く販売されています。この場合、肝心の安全性などに問題はないのでしょうか。

結論からいえば、少なくとも日本製の作業服であれば、たとえ安いものでも最低限の安全性は確保されています。安全先など最低限の基準や条件を満たして初めて作業服と呼ぶことが出来るため、そもそも基準や条件を満たしていないものは、開発や製造、検品の時点で弾かれます。安全性などの機能が確かめられてようやく市場に出回ることが普通です。ただし、ごくまれに本来の意味で作業服とは呼べないものや、一応の安全性は確保されているものの、質的にはあまり良くないものも見かけるようになりました。

これは一概にメーカー側が悪いとは言えず、とにかく安いものを追求した市場や消費者の圧力や影響力がもたらした結果とも言えます。確かに安いものでも機能や品質は申し分のないものが増えてきましたが、やはり重要なのは仕事を安全にこなすことなので、安さだけを重視することは避けなければなりません。その上で、安くても安全性などが確保されているものを確実に選ぶようにしましょう。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です