作業服は仕事の安全性やイメージを保つため、目的に合った種類を選ぶことが重要です。業務内容や場所・季節に合わせて、通気性や防寒性などの機能を持った素材やデザインを選びましょう。多くの道具を使う必要があれば、ポケットの数や位置も仕事に影響を与えますし、飲食店などの作業服が汚れる可能性がある場所では、汚れが目立ちにくい色を選ぶと清潔感を保てます。作業服の形状としては、一般的に上下が分かれたセパレートタイプと、上下がつながったオールインワンタイプがあります。
セパレートタイプは上下の組み合わせの自由度が高いのが魅力で、環境の変化に合わせて上下どちらかの組み合わせを変えたりするなど、着方が柔軟です。オールインワンタイプはつなぎタイプとも呼ばれ、その名の通り上下がつながっているのが最大の特徴です。物に生地が引っかかりにくいため、機械などに巻き込まれる危険が少なく、商品を運搬する際に傷や破損を起こしにくくなります。セパレートタイプは一般的に前あきのファスナーで着脱しますが、大きな商品を胸に抱えた時に、ファスナーで傷をつけてしまう可能性があります。
車両の整備士やレスキューなどの仕事で着用されることが多いのは、服に余裕を持たせられるため怪我を防げることや、トラブルが起きた際に脱ぎやすいためです。仕事のしやすさだけでなく安全性に優れるため、危険な仕事に従事する場合のユニフォームとして適しています。通気性が悪いイメージがありますが、脇の部分がメッシュになっているなど、快適に着られる様々な工夫が施されています。